乗馬クラブ 坂本トニアシュタール日記<1>4月25日生まれの女の子です

母 ハヤブサピクシー 父 ベストウォーリア
私たちはお父さんの名前を取って、ベストって呼んでます。

早いもので、誕生してからひと月が経とうとしています。
馬房の扉を開けるとすぐに「なになに~」と近づいて来ました。

馬は生まれてすぐに声をかけ体中をしっかり撫でてやることで、人間が怖くないと理解します。まずは生まれてすぐ、まだ羊水で濡れている体をやさしく拭いてあげることが最初の馴致と言えるかもしれません。

馬の場合、この数日間の馴致がとても大切です。あっという間に大きくたくましくなり、力ではとてもかなわなくなりますから。人を信頼し触られることに慣れているかどうかで、その後の大変さが大きく変わります。

ベストが生まれる瞬間はそばにいてやれなかったので、残念ながら羊水を拭いてやることはできませんでした。何事もなく無事生まれてくれて本当によかったのですが。

その日はいつも通り朝の飼いつけに行って馬房をのぞき、「生まれてる!!」とびっくりしました。まだ予定日まではありましたし、お乳も滲んでなかったので、まさか生まれるとは思ってもみなかったのです。

体は既に乾き、立っていたので、数時間くらい経っていたでしょうか。そのたった数時間でも、最初近づいた時はかなりビクビクしていました。生まれてすぐに触ってやった時とは全然違うのです。今まではすべて立ち合い出産だったので、こうも違うものかと私自身も驚きましたし、改めて最初の馴致の大切さを感じました。

それでも何度も声をかけ触ってやっていると、少しずつビクビクした感じがなくなってきました。今では馬房を開けると、こんな風に興味津々ですぐに人に近づいてきます。
これからの成長が楽しみです♪

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