馬のことを理解して、なかよくなりましょう
相手のことをきちんと理解することは、馬にとっても人にとってもよいことです

洗い場にて

見事なカメラ目線です(^^♪

その1

馬に限らず動物全般に言えることですが、食べ物をくれる人は好印象です(笑)
最初のあいさつ、乗せてくれたお礼に小さく切ったニンジンやリンゴなどちょっとしたものをあげることで、そのうち顔を見ると馬の方から寄って来て、鼻を鳴らしてあいさつしてくれるようになりますよ。

ただ、うちでは原則として、洗い場につながれている時は食べ物をあげないようにお願いしています。
洗い場でもらう習慣をつけてしまうと、もっとちょうだい、もっとちょうだいと前かきをしたり、うるさく騒ぐようになってしまう馬もいるため、ご褒美をあげるのは馬房に戻ってからというルールをみんなで守ることが大切です。

そして、あげる際には周りの馬への気遣いも忘れずに
馬たちからの評価がアップすること間違いなしですよ(笑)!

騎乗後のお手入れ

今日もありがとう

その2

「厩(うまや)七分に乗り三分」―乗馬の技術よりも、まずは馬の世話や厩舎作業をして馬という動物を理解することが大切だということで、昔の人はよく言ったものです。
乗馬のお客様にそこまで求めることはできませんが、声をかけたり、なでてあげたり、手入れを手伝ったり、自分のできる範囲で馬との距離を縮めることができます。

特に、馬に近づく時や乗っている最中には積極的に声をかけることが大切です。
馬は落ち着いた低めのトーンの音を好みます。
反対に、高音のキーキー声は苦手です。
馬上でついキャーキャー騒いでしまう人がいますが、馬を不安にさせてしまう恐れがあるので控えましょう。
「よしよーし」など、落ち着いた声で褒めながら首をトントンと愛撫してやると、今のはよかったんだだなと理解してくれるでしょう。

馬は機械ではありません。
ただ黙って乗るだけよりも、その馬とコミュニケーションをとり、仲良くなることが上達への近道なのです。

ヒマワリ 洗い場にて

キリリ


その3

馬はとても賢い動物なので、人と接する時にその人との間にあるルールを学習することができます
そのルールを守らなかったり、いつもと違うやり方をされたりすると落ち着かず、不安になる馬もいます。

このようなルールは馬に乗っている場合も同じです。
騎乗者があいまいな扶助を出し続けるとストレスがたまり反抗に出ることもありますが、馬の立場になれば仕方のないこととも考えられます。
初心者の方が一生懸命動いてくれるように指示を出しても馬に遊ばれてしまうことがよくありますが、これも原因は同じです。
馬からすると指示があいまいでどう動いていいのか分からず、しまいには好き勝手に動き出すのです。

でも、そこであきらめてはいけません。
その馬とのルールを作るのはあなたなのです。
こちらの指示に従ってくれた時にはすかさず褒め、勝手なことをしようとした時にはダメだときちんと伝える
あきらめず常にそうやってやりとりしながら乗っていると、馬は必ず応えてくれるようになります。

「継続は力なり」ですよ!

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ゆったり並足


その4

馬に乗る時は気持ちを穏やかにしましょう。
私たちも乗馬をおススメする時に、馬に乗ると日頃のストレスを忘れてスッキリしますよ!とは言いますが、自分のイライラを馬にぶつけてストレス解消するのはおかしいですよね。

相手は生き物ですから、彼らの気持ちも大切にしてあげたいものです。
馬は敏感に乗り手の気持ちを感じ取ります。

大切なのは、平常心を持って馬と会話しながら乗馬を楽しむことです。

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